みなかみ町(群馬) 雨見山(1347.4m) 2020年4月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:44 駐車箇所(標高960m)−−5:02 林道(標高1060m)−−5:21 林道を離れる(標高1140m)−−5:31 尾根に乗る(標高1220m)−−6:06 雨見山−−6:29 尾根を離れる(標高1220m)−−6:34 林道(標高1140m)−−6:46 林道を離れる(標高1060m)−−6:56 駐車箇所(標高960m)

場所群馬県みなかみ町
年月日2020年4月12日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無林道以降は無し
籔の有無ほぼ笹。ただし激藪ではなく乾いていれば比較的楽に歩ける
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント山腹を南〜東に巻く林道から往復。少なくとも南から林道にアプローチした場合は路面状況はそこそこ良好だが、雪解け直後のせいか倒木、落石で車両通行不能状態。標高1220mで尾根に乗ってから山頂までは主に唐松植林で笹藪が続くが、1290m峰までは尾根西側が桧植林で笹が無く歩きやすい。山頂にはGさん標識あり




林道脇に駐車、出発。白い点は霧 この半倒木で車はここまで。オフロード車なら迂回可
最初のカーブで林道を離れてショートカット 林道直下
予定通り標高1060mで林道に出る 林道の状態は基本的に良好だが落石、倒木あり
標高1140mで林道を離れて斜面へ 藪の無い浅い谷地形を登る
最初は自然林、次は唐松植林、次は檜植林 檜植林中は藪皆無
標高1220mで尾根に乗る。雪が付いた低い笹あり 気温は-2℃程度
熊棚が多数あった 尾根直上は雪が乗った笹がウザいので左の檜植林を歩くのが正解
1290m峰西側の1280m鞍部 1280m鞍部から少しの間は尾根北側に廃林道らしき道型あり
廃林道が消えて笹の斜面をトラバース(1350m峰を迂回) 1350m峰北側の1300m鞍部
1300m鞍部付近は古い残雪が僅かに残る 山頂へ向けての登り。雪が乗った笹が続くがそれほど濃くない
雨見山山頂 Gさん標識
帰りは残雪を追って1350m峰へ少し登る 残雪が消えたら1280m鞍部目指して斜めに下る
1280m鞍部西側だけ笹が無い 1280m鞍部より先は檜植林が登場し笹回避
標高1220m鞍部から林道目掛けて下る 法面を避けて右に迂回して林道へ下る
帰りも林道ショートカット 標高1000m小ピークで尾根を離れて南へ
植林から自然林へ 林道到着
すぐに駐車場所に到着


・雨見山は旧月夜野町にある山。地形図を見ると南側に森林公園があり、そこから山頂を南〜東に巻くように林道が延びていて、そこから適当に登るのが手っ取り早そう。地形図では森林公園までの林道の道幅は広い表記となっていて、少なくともここまでは普通車で入れると予想した。昨年冬に登ろうとして向かったが、雪がガンガン降っている真っ最中で、入ったのはいいが積雪で車が動けなくなる危険性があったので途中で諦めた経緯がある。もちろん、今はそのような大量の降雪は考えられないし、この標高と位置では残雪もほぼ無いだろう。

・氷点下の気温と冷たい風で川棚ノ頭で風邪を拾ってしまったが、雨見山程度ならおまけで登っても大丈夫だろうと、鼻水が止まらないまま予定通りに出向くとにした。

・最初は奥平集落から須川川沿いの車道を上がろうとしたが集落の外れで通行止め。おそらく昨年の台風の影響だろう。ここから歩こうかとも思ったが、地形図を見ると川を高巻きするような別ルートを発見。そちらに向かうと通行止めはなく、無事に須川川沿いの車道に合流。須川川沿いから右に上がる林道に入ると舗装に変わるが、あちこちで段差ができたりとかなり荒れている。森林公園はもう廃止されているようだ。それでも地形図で道幅が広い林道はずっと舗装のままだった。

・標高930mで雨見山方面は右に分岐する未舗装の林道に入る。それなりに車が入っているような路面状況だが、雨水が流れたと思われる深い溝があり普通車ではかなり厳しい。標高960mカーブで半倒木が道を塞いでいる箇所で普通車はNG。車高が高い車なら脇を迂回可能だが、普通車では溝を乗り越えられそうにないためここから歩きとした。路側に駐車余地あり。

・風邪の療養のため早めに帰りたかったのでまだ暗い時刻に出発。昨日は午後から天候が回復したのだが、今朝は予想外にガスっていている。デジカメでフラッシュを焚くと霧の白い粒が明瞭に映り込んだ。

・林道は最初のカーブから次のカーブでUターンするように戻ってくるので、歩きなら斜面直登で林道をショートカットするのがお得と判断、緩いカーブで右手に斜面に取り付く。最初は落葉樹林だったがすぐに植林帯に変わり藪は皆無で歩きやすい。ヘッドライトでは光が当たる範囲が狭く細かな地形は分からないが、とにかく上を目指せば林道に出るので登りは問題なし。

・小尾根に乗るとそのまま尾根を登っていく。ここは落葉樹の自然林だが藪は無く歩きやすい。上部の林道が近付くと植林に変わり、標高1060m付近で林道に飛び出した。この頃には徐々に明るくなってきたがガスはかかったままだった。林道を進むと薄っすらと雪が見られるようになった。昨日はこの付近でも雪が舞ったようだ。

・林道の路面状況は私が駐車した場所よりも良好で、少し整備すれば普通車でも問題なく走行できそうだった。ただし、雪解け直後と言うこともあるだろう、今は落石や枯れ枝が落ちていたり倒木が塞ぐ場所もあった。ただし、大きく林道が破損した箇所は皆無だった。

・最初は1231m峰がある尾根突端から取りつこうかと考えたが、それだと歩く距離が長くなるので最短距離で1231m北側鞍部を目指すことにする。林道の山側は法面で上がれない箇所が多いが、浅い谷地形の場所は比較的傾斜が緩やかで獣道があり、それを伝って斜面へ上がった。落葉樹の自然林で最初は下藪は皆無だが標高1180m付近から低い笹が登場。でも長靴より丈が低いので問題なし。密度も低い。

・尾根直下になると桧植林に変わり笹が消えて歩きやすくなったが、1220m鞍部で尾根に乗ると膝上程度の丈がある笹が登場。笹が乾いていれば何の問題も無い程度の密度だが、今は笹の葉に雪が乗っており、高さ的に長靴では不足でズボンが濡れてしまう。ズボンは化繊製なので少々濡れた程度では冷たさを感じないが、ズボンと長靴の隙間から雪が長靴に入り込む方が厄介だ。笹を踏み倒すように足を出しつつ登っていく。

・コナラやミズナラ等の落葉樹には熊棚あり。もう4月なので熊が出没してもいい時期だが、今年は雪の上の足跡をまだ見ていない。よって、まだ熊鈴は付けていない。まあ、ここなら笹を分ける音がお互いに聞こえるので、気付かずに接近遭遇は無いだろう。

・徐々に笹の密度が上昇し、長靴に雪が入るようになってきた。しばらくの間は防火帯のように樹林が開けた尾根直上の笹原を歩いたが、よく見ると尾根の左は檜植林で笹が無い。これに気付いて植林帯の中にルートを移すと笹が皆無で快適に歩けるようになった。鞍部に出た時からこちらを歩けばよかったと後悔。帰りはそうした。

・1290m峰を越えて1280m鞍部への下りにかかると、残念ながら檜植林が切れると同時に尾根南側も笹で覆われるようになった。それにこの先の1350m峰は登らずに東斜面を巻いてしまう計画なので、もし尾根南に植林が続いていたとしても使えない。尾根直上の雪が乗った笹原に突入する前に雨具のズボンを履いた。

・1280m鞍部から標高1300m付近までは尾根北側直下に廃林道らしき道筋があり、そこだけ古い残雪が残って笹が倒れて歩きやすかったが、その距離は短くすぐに終了して唐松植林の笹原へ。傾斜はそれほどきつくないし笹の密度もさほどではないため、トラバースでも足元が滑ることは無かった。ただし雪の重みで寝た笹を横から突っ切る形になるので雨具無しでは下半身が雪で真っ白になってしまう。

・1350m峰を巻き終えて1300m鞍部に至ると僅かながらに古い残雪が登場。笹が寝て歩きやすいが雪が薄すぎて潜るので逆に体力を消耗する。鞍部から登りにかかると古い残雪が消えて新雪が乗った笹原に変わる。心なしかトラバース区間よりも笹が薄いような気がした。

・尾根と言うよりも広い斜面を登りきったところが雨見山山頂。ここも腰程度の高さの笹原に覆われていた。三角点は簡単に見つかり、頭に新雪を乗せていた。三角点の北側の立木にGさんの山頂標識が取り付けられていた。だいぶ「掃除」されて今でも生き残っているものは少ないだろう。

・帰りはほぼ往路を戻る。

 

都道府県別2000m未満山行記録リスト

 

日付順2000m未満山行記録リスト

 

ホームページトップ